従来、分子の指紋領域として分光分析に利用されてきたMIR(中赤外領域)は、分子内振動に対応します。FIR(遠赤外線)の中で100μm〜1mm付近の電磁波をテラヘルツ光と呼び、分子間振動や水素結合 などの弱い相互作用を反映します。そのため、水を代表とする極性溶媒のネットワーク構造情報が得られます。又結晶の格子状態の観測にも適しています。
弊社MIRRORCLE-6FIRを光源とする、テラヘルツ分光装置の放射パワーは、大型放射光を凌ぎます。
電子蓄積リング内の光学レイアウト写真
光源 | MIRRORCLE-6FIR |
波長測定範囲
|
10cm-1以上 (波長にして1mm以下) |
分光器 |
フーリエ変換赤外分光光度計 |
検出器 | シリコンボロメータ |
試料形状 | 固体、溶液等(要相談) |
分解能 | 0.25cm-1 |